156.ガミラシア4集中医療室隣の待機スペース(つづき)

サキ、タランの視線を受け止めて・・・タランの隣に来る。

サキ「(微笑して)行ってあげなさい」

タラン、しばらく言葉が出ずに、深呼吸。

タラン「(確かめるように)何だって?」

サキ、黙ってタランの後ろに廻って背中を押す。

タラン、押される力に身を任せるように、前に一歩を踏み出す。