157.ガミラシア4 集中医療室
自動ドアが開く。
タランが、おずおずと入ってくる。
部屋の半分はガラスの壁で隔てられていて、その壁の手前では手術の様子を外から見ることが出来る。
しかし、スタッフ用であり、数名の医師が既に席を占拠している。
医師たち、微笑でタランを迎える。
タラン、ただただ反射的にうなづいて・・・ガラスの向こう側に目をやる。