156.ガミラシア4集中医療室隣の待機スペース
病院の待合室のような場所。がらんとした大部屋にベンチが3本ほど置いてある。
そのベンチのひとつに短髪の純朴そうな青年士官がびっしょりと汗をかいて、床を見つめている。
タラン・バウア・・・ガミラシア4の副長である。
ベンチの対面にハッチがあり、その上には「手術中」の表示と思しき四角い赤ランプが点灯している。
タラン、考え込む表情で、じっと目を閉じる。
目をパッと開く。