27.ガミラシア艦長室(つづき)
ロマーナ「航路設定をするにあたり、機関長と調整をするなど常識だと思っていた。しかし、あいつはそれを知らなかった。経験の少ない若い士官が多いのは覚悟していたが、若いだけでなく、質も良くない」
ポッド「それで?」
ロマーナ「そうだ・・・質が良くないのは若い連中だけじゃない。私もただ生き残ったからここに居るというだけの凡庸な指揮官だ。自分で分かる」
ポッド「(うなづいて)確かに名将とまではいえないな。友として」
ロマーナ「(苦々しく)この艦のクルーは私を含めてファウストロ宇宙域を救えるようなメンバーじゃない。外周パトロール艦隊を地道にやるのがお似合いだ」