86.バレン私室(つづき)

サキ「医務室はいろいろあって、使えないから往診に。お邪魔でしたか?」

(医務室にはポッドも居るのでバレンに影響がある。しかし、それはバレン相手に云えない台詞である)

バレン「(微笑して首を横に振って)いや・・・美人はいつでも歓迎だ。(苦笑して)しかし、君が来るとはな。軽く見られたもんだ」

と、いいつつ自分のデスクの椅子をサキに勧める。

サキ「(微笑して席に着きながら)今日は、医師として来ました」

バレン「医師?」

サキ「(胸を張って)ザルド自治領の資格だけどね、一応は」