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14.ガミラシア4艦橋(つづき)
バレン「(二人をしげしげとみて)乗艦を歓迎する。二人とも体の方はもう大丈夫なのか」
ラー「はっ」
ロマーナ・レイは頭部の目を覆うバイザー部分をじんわりした青に光らせる。
ロマーナ・レイ「モンダイアリマセン」
バレン「(遠い目で)少し前に君に逢った時、まだ赤ん坊だったが…」
ラー「私にはイスカンダル星人の血が流れています。大人になるまでの時間が他のヒューマノイドより若干早いのです」
ラー、遠くへ目を遣る。
ラー「父や母に憧れていました。いつか宇宙に行くと。しかし、ガミラシアIIIでは悔しい思いをしました。今度は負けません」
バレン「(毅然として)本艦の使命は大宇宙津波『闇』からファウストロ宇宙域の人々を救うことだ。戦いに行くのではない」
ラー「(戸惑うような表情)はっ…はい…」