next.gif 

104.ガミラス総統府執務室
ヒス「イスカンダルが独立したとて、国民は所詮量産のスターシャ・ユニット。寿命に限りがあります。長くは続きますまい」
シス「限りがある命が、歴史を紡いでいく。何をしでかすか分かったものか。既にイスカンダルには幾名かのガミラスの技術者たちが国籍を捨てて残留したと聞いている」
ヒス「(焦る)なぜそのことを!」
シス「私は情報源を一本化するほど純情な統治者ではないのでな」
ヒス「(恐縮して)総統…」
シス「もうよい。それより、もっと重要な案件について、早急に幹部に指示を出したい。作戦会議を招集せよ」
ヒス「はっ」

一礼して立ち去っていく。
一人残るシス。
天井の窓に見えるイスカンダルを見上げる。