109.ガミラシア4作戦室(つづき)

複雑な表情を見せるタラン。

ポッド「これで後は『翼』型への変型スイッチを押すだけか」

バレン「いや。高速航行を止めるのはゴアの技術で俺の操縦だ。艦の停止に失敗すれば、俺たちは永遠に異次元空間を疾走することになる。それに肝心のエンジン部分の調整が・・・」

ロマーナ、機関部副長(線の細い青年士官。方言が直らない)を見る。

機関部副長「申し訳ありません。急いではいるんですけど・・・」