324.メラの家・花畑

ジュラ、瞳に力を入れて閉じ・・・涙をぽろぽろ流す。

目の前の炎は降り注ぐ雨にだんだんと勢いをそがれ・・・消えていく。

そして、ジュラとザンの目の前には焼き尽くされた花畑の跡だけが残る。

ザンが、花の残骸というべきものをそっと拾う。

そして、ジュラの方を向く。

ジュラ、じっとうつむいて涙を流している。