144.戦艦ファウストロ艦橋
ザン「・・・!」
メラの声「三重構造だったのよ。根源の意識を持つオリジナル。そこから中枢制御室に流された意識と艦橋の実体に流された意識。中枢制御室の方からオリジナルの意識に接触できるかもしれない。ゴドムの意識なのか、スターシャという人の意識なのか、或いはそれらが混じり合ったものかわからないけれど」
シュルツが耐えられないような怒りに満ちた表情となり、耐えるように目を閉じる。
ザン「(シュルツの肩に手を置き)確かめねばならん」
シュルツ、目を開く。