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105.ガミラシア4医療デッキ内集中医療室(つづき)

サキ「慰めるようなことは云わないわ。体の一部を失うということがどういうことか、それは失った人にしか本当には分からないことだから。でもね、生きることにああだこうだ意味なんて求めてかっこつけてもしょうがないのよ。死ぬまでは生きなきゃいけないの。どんなにつらいことがあっても。ただ生きるために生きるの。」

サキ、じっとバレンの目を見つめる。

バレン、目にじわりと涙が溢れる。

サキ「(努めて冷静に)いくわよ」