110.戦艦ファウストロ艦橋(つづき)

ナンバー2「(空気を切り替えるように)我が戦艦ファウストロもマゼラニウム粒子砲を放ち、再び海流に影響を与えてみては」

スターシャ「海流は真っ直ぐに流れているわけではない。この位置から撃っても意味はない。」

ナンバー2、スターシャをまっすぐに見る。

スターシャ「それより…ゴアの帆船はこのベラリア海流ではなく、ゴドムからのもう一つの海流…アーソン海流に向かうでしょう」

ナンバー2「主力艦隊と合流せずにですか・・・」

スターシャ「(うなづいて)アーソン海流はゴドムに向かう流れ。ベラリア海流は我が艦隊の足止めさえすればゴアの帆船にとってもはや用は無い。」