155.同艦長室(つづき)

ロマーナ「(うつむいたまま)ポッドは長年の相棒だった・・・。それを今失いかけている」

イローゼ、じっとロマーナをみる。

ロマーナ「戦争だから仕方ない、と思ってるだろう・・・そうかもしれない。しかしな・・・しかし・・・」

ロマーナ、顔をあげる。

ロマーナ「(涙をぽろぽろとこぼして)ポッドだけじゃないんだぞ・・・クラウドも・・・息子も・・・」

イローゼは表情を変えない。

ロマーナ「(叫ぶ)私の大事な人は皆傷ついたんだ!!泣いて何が悪い!!」

ロマーナ、情けないくらいに打ちひしがれて泣いている。

それをじっとみているイローゼ。