155.同艦長室(つづき)

ロマーナ「(静かな口調で少しだけ苦笑を交えて)わかりきったことじゃないか。わかっているさ、もちろん」

イローゼ「(厳しい口調で)いいえ、艦長はわかっておられません!」

ロマーナ「なんだと!」

ロマーナ、イローゼを振り返り、にらむ。

イローゼは逃げずに真っ直ぐにロマーナを見据える。

互いに相手を射るような視線である。