22.ドッグ内ゲストルーム(つづき)
ロマーナ「(穏やかな表情で)元々、私は大して能力のある指揮官じゃない。ただ生き残っただけで艦隊の指揮も出来た男だ。私など居なくても、若い士官たちがきっと任務を果たしてくれる」
ポッド「しかし・・・ガミラシアを発進させたときの気持ちは違っていたはずだ」
ロマーナ「(うなづいて)ああ。命の全てをなげうってガミラスまでたどり着こうという気持ちはあった。しかし、私は結局のところ、愚かで軟弱なんだと思う」
ポッド「ガミラシア・カリバーのことか。お前はあれを兵器として使うことを拒否した。その志を貫いて今ここに居る。それを賢いとは思わんが・・・軟弱とも思わん」