169.もがみ艦橋

沖田「(表情切り替えて)技師副長。」

技師副長「(振り返って)は」

沖田「まほろばの維持及び操作は艦橋から行う。任せる」

技師副長「(緊張の面持ちで)了解」

沖田「伊藤、艦隊の戦力状況のダウンロードを」

伊藤「了解」

伊藤がコンソールを操作する。

すると、天井モニターに地球艦隊の布陣と敵艦隊の分布が、擬似的な立体画像として表示される。

伊藤「当初の半数以下にはなっていますが、まだまだ敵の戦力は強大です。我々は未だ押されています。前進は困難な状況です」

沖田、にらむ。