33.ガミラス総統府内作戦室(つづき)
ヒス「総統、至急各方面の艦隊に本国への帰還命令を」
シス「ならぬ」
ヒス「総統!」
シス「ルビー、サファイヤ、ダイヤ各方面では、機械化生命体メタノイドとの戦闘が継続中だ。余剰人員はない」
ヒス「しかし、このままでは、本土防衛はなりませぬ!敵戦力の圧倒的なること、客観的な事実です」
シス「今、戦力を集めている時間は無い。本土防衛艦隊から戦力を割き、奇襲をかける。私自ら指揮を執る。」
ヒス「無謀です…!総統自ら…なりません!」
シス「ガミラスを守るのは、ガミラスで最も有能な指揮官である。今は私だ。それだけ人の命が救える。戦場は、当初想定通り、第九惑星ブライシア軌道上となろう。(ヒスへ)本土防衛艦隊の指揮を頼む」
シス、マントを翻してその場を立ち去る。
その後に続くヒス。