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80.ガミラス総統府内総統執務室(つづき)
シス「(ヒスの目を見て)だからこそやらねばならぬのだ。人間が人間のために戦い、生きることを取り戻すためにな」
ヒス、恐縮して一礼。
ヒス「(顔を上げて)彼女からもうこれ以上の情報は得られぬと考えます。近々に処刑を考えています」
シス「ヒス…覚えているか。多くのスターシャ・ユニットはお前たち生粋のガミラス人ほど長くは生きられないことを」
ヒス「はっ…」
シス「第一報で遺伝子情報を閲覧したが、あのタイプの寿命はせいぜい残り一年だろう。これまでの傷もあり、もっと短いかもしれぬ」
ヒス「おそれながら、総統…彼女は、ゴドムのマインドコントロールは除去しましたが、依然、我が帝国にとって危険かつ邪魔な存在です。むしろ今や必要以上に国家機密を知る者の一人かと。処刑やむなしと考えます。それでも総統のお考えが変わらぬなら対応いたしますが」
シス「いや、埒もないことをいった。一級の戦士に対して報いるのは今や名誉ある死のみだ。」