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105.戦艦ファウストロ艦橋
右側面部に座る美女の通信士官「帝国宇宙艦隊司令部より受信。」

アレクシャール・タラン、あごをしゃくる。
通信士官、手元の機器を操作する。
艦橋のメインスクリーンに、一人の男がひざまづいている姿が映る。
スキンヘッドに褐色色の肌、太い眉に強い眼光。
威厳、知性、活力を感じさせる男だ。若くはないが老いてもいない。
人間でいえば40代前半の様相である。
タラン「ゴドム神聖帝国皇帝です」
「お初にお目にかかります。私、皇帝ぺ・キンパ以下、帝国はすべからく、ゴドム意識集合体が選んだ、死と太陽の使者…あなたさまに心よりかしづく者でございます」
ぺ・キンパ、デス・ラーを見る。
デス・ラー「初対面ではあるまい…」
ぺ・キンパ「(頭を下げたまま)恐縮でございます」