感情
作者: 戦舟   2011年11月13日(日) 00時09分53秒公開   ID:T2SlLVuuolI
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誇り高き女海賊は、暫く沈黙していた。目を閉じ、瞑想しているかのようだ。
「・・・エメラルダス?」
空白に耐えかねたトチローがもう一度呼びかけると、クイーン・エメラルダスは顔を上げ、両眼を開いた。そして少し悲しそうに微笑むと、こう言った。
「トチロー。もう少し早く、その言葉を聞きたかったわ。手を握り、肌を重ねれば暖かい、大山トチローからね・・・。私は、貴方とその親友達、そして貴方達の信じる物の為に戦う。共に征きましょう。」

手を携えるが如く大宇宙を疾走する、宇宙最強を謳われる二隻。そして、今まさにそれに加わらんとする、伝説の大宇宙戦艦。彼女らの行く手を遮るのは、流星群にも勝るかと思える程の隻数を誇る、宇宙最大の艦隊。最強対最大の、決戦の時が迫っていた。
■作者からのメッセージ
私の不手際で一話分UPから漏れていました(汗)「混乱」と「嵐の前」の間の話です。お願い致します。

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