Yamato Only Novel Deck(ver3.0)




『荒野の七人!後編』

 >>>火山十三   -- 03/07/05-00:20..No.[62]  
    後編です


翌朝、古代一行はヤマト村に到着していた

「おいおい、さびしいお出迎えじゃないか」
「そうだな」
そのとき、突如教会の鐘が鳴り家に隠れていた村人が出てきた
「なんだなんだ!?誰が鳴らしたんだ!」
「僕だ。皆さん集まってくれてありがとうございます。しかし何故こそこそするんですか?私たちはあなたたちのためにデスラーと戦いに来たのです。これからはこそこそせず、私たちに協力してください。では仕事に戻ってください。お騒がせしました」
「ほう、あの若者なかなかやるの〜」
「ニヤリ(これで7人)」
「村人の無礼な振る舞いをお許しください。農民は臆病で風が吹いた日照りが続いたとかですぐおびえます」
「気にしていませんよ」
「明日は村の祭です。存分に楽しんでいってください」

次の日、村は祭で活気にあふれていた。しかし、デスラーの子分が3人、村の近くにうろついているのを見つけ、山本、真田、相原で偵察に行ったのだが3人とも殺してしまった。今すぐではないにしてもデスラーは子分が帰ってこないので村にやってくるだろう。幸い、この3人の銃がそのまま残っていたので村人に銃の扱い方を教えでデスラーの意表をつく作戦に出た。

「ふう、疲れた」
相原は村人に銃を教えるのを抜け出して河原へきていた。そこで村の女性、晶子を見つけ村へ連れ帰る。そこで村が女達を隠していたと言うことがわかった。
「デスラーに連れて行かれないよう、女達だけで隠れさせていたのです」
「では何故教えてくれなかったのですか?私たちを信用、するしないはそちらの勝手ですが隠し事はしないでほしい」

そして数日後デスラーは子分40人を連れて村へやってきた
「フフフ、何?7人で俺達とやろうというのか?」
「そうだ」
「こちらは40人、お前達が勝てるはずが無かろう?」
「やってみなきゃわからないだろう?」
そういうと古代たちはいっせいに攻撃を開始、村人達もこれに呼応した。
デスラーたちは村人まで攻撃してくるので混乱が生じ防戦一方であった
「・・・く!いったん退くぞ!」
デスラーたちは態勢を立て直すために退却していった

「やったぜ!」
「デスラーが逃げていったときには我ながらこうもったね『ざまーみろ!』ってね。ハハハ!」
村人達は話に花を咲かせていたが

バキューン!
パリーン!
「うわぁ!」
デスラーたちは遠距離からライフル射撃を行ってきたのである
「くそぉこれじゃあ近づけないぜ」
「相原さん・・・」
「晶子さん!ここは危険だ」
「でも、貴方のそばにいたいの」
「晶子さん・・・」
このときすでに相原と藤堂晶子の間で恋が芽生えていたのであった
「三郎!」
「お前達!あぶねぇぞ!」
「大丈夫だよ、三郎がいるから」
「ったく・・・」

その夜、真田はうなされていた。真田は自分が姉を殺してしまったと思っておりずっと悩んでいたのだ。
「真田さん、大丈夫ですか?」
「あ、ああ・・・」
「私たちでよければ相談に乗ります」
「ありがとう・・・」

「偵察?」
「ああ、一人をやつらの仲間に化けさせて敵の内情を調べさせると言うものだ」
「じゃあ相原がいいんじゃないか?ヤ○トの通信班長だし」
「どうだ相原?」
「わかりました」

そして相原が調べてきた床によると今夜遅くに奇襲をかけるらしいとのことだった。そこで古代たちはそれを逆手にとって逆奇襲をかけることにした。
「オイ、ここが本当にやつらのアジトか?もぬけの殻だぞ」
「もしかしたらもうヤマト村に・・・」
「もどるぞ」
しかし、戻ってみるとすでにデスラーたちに村は占領されていた。村人の中に密告者がいたらしい。
「私は君たちを気に入った。だから殺しはしない。だがもうこの村には用はにはずだ」
「・・・」
「銃をはずしていけ。銃は村を出てところで返す」
「・・・ジャキ、ゴト(ガンベルトをはずす音)」
古代に習ってみんなもガンベルトをはずす、しかし相原は・・・
「・・・」
「相原」
「・・・ジャキ、ゴト」
「アディオス」

「ここをまっすぐ行けば国境だ。アディオス」
「・・・どうする古代?」
「もどる。村人との約束を守る」
「なに考えてんだ!もうやつらに義理立てすることねぇだろ!」
「斎藤・・・」
「俺はいかねえぞ、あばよ」
「・・・お前達は?」
「行く・・・」
「ああ」
「俺も」
「ここで行かなきゃ男が廃れる」
「行きます!」
「よし・・・」

バキューン!バキューン!

「な、何事だ!」
古代たちはいっせいにデスラーたちに攻撃を開始した!
「クソ!撃て、撃てー!」
「チッ!」
「古代!加勢するぜ!」
「斎藤!」
「オラオラ!」
バキューン!ヒヒーン!
「痛ってー!」
「斎藤こっちだ!」
バキューン!
「うわ!」
「斎藤!」
古代は斎藤を安全な場所に持っていった
「・・・こ、古代、本当の目的はなんだ?お前がこんなに固執するんだ、なんかあるんだろ?」
「・・・金だ、山ほどある」
「どれくらい?」
「20万ドルだ」
「分け前は?」
「一人7万ドルだ」
「そりゃ、すげぇ・・・」
「斎藤・・・」

真田は乱戦の仲、民家の中に村人が閉じ込められているのを見つけた。真田はまず見張りを早撃ちで撃ち殺して中の村人達を助け出した。
「よし!俺達も戦うぞ!」
「・・・」
ズキューン!
「グ、・・・姉さん」

「三郎!三郎!」
「こっちへ来るな!危ない!」
ダダーン!
「さ、三郎!僕達のせいじゃないよ!」
「ああ、お前らのせいじゃない」
「三郎!」
「・・・俺の名前は?」
「三郎だよ」
「ああ・・・」

助け出された村人は鍬にイスにと使えるものは何でも使って戦っていた。山本も村人の援護をしていた
バキューン!バキューン!
「フ、ム!」
ズキューン!
「グ、チャキ・・・ポト(ナイフを出したが力尽きて落としてしまった)」

「古代後ろ!」
バキューン!バキューン!
「ぐは!」
古代は振り向きざまの早撃ちでデスラーを倒したのであった
「な、何故だ。何故お前達を戻ってきた?何の関係も無いのに」
「・・・」
「何故だ?な、ぜ・・・」
「・・・約束だ」

古代たちは出発の準備をしていた。古代たちはまた旅に出るのだ
「ありがとう、君たちのお陰で平穏な生活が営めます」
「いえ、彼らも喜ぶでしょう」
確かに大きな代償だった。斎藤、真田、加藤、山本、彼らのお陰でこの平和を勝ち取れたようなものだった
「あ、あの古代さん。私も連れて行ってください!」
「雪さん・・・」
「古代さん、貴方なら雪を任せられます。連れて行ってやってください」
「・・・はい、行こう雪」
「はい!」
「相原さん・・・」
「明子さん・・・」
「相原、いっしょにいてやれ」
「古代さん、はい、わかりました」
「相原さん、ありがとう」
「・・・島、雪、行こう」
「ああ」
「はい」
「お元気で」
「ありがとう、アディオス!」

古代たちは再び旅に出た。相原と晶子もそのあとをいつまでも見ていた・・・


やっと完結です。初めて書いた小説なのですごい下手です。お目を汚さなかったでしょうか?
リー役は真田さんでやりましたがこれはリーも真田さんも過去を引きずっているイメージで選びました。
最後になりますが最後まで見ていただきありがとうございました


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