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ファースト・コンタクト STAR TREK トピック削除
投稿日 2001/07/16 (月) 23:50 投稿者 澪子

1997年アメリカ パラマウント
製作: リック・バーマン、ピーター・ローリットソン
脚本: ブラノン・ブラガ、ロナルド・D・ムーア
監督: ジョナサン・フレークス
出演: パトリック・スチュワート、ブレント・スパイナー、ジェームズ・クロムウェル、アルフレ・ウッダード

24世紀、機械生命体ボーグが惑星連邦を侵略した。圧倒的な破壊力を誇るボーグ・キューブにスターフリートは敗北寸前だが、駆けつけたエンタープライズEによって救われる。
しかし、脱出したボーグ・スフィアが時空の歪みに消えたために歴史が変わってしまう。
それを阻止すべくエンタープライズEは21世紀の地球にタイムトラベルをする。
 

 

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生きていく力 削除
投稿日 2012/01/13 (金) 21:13 投稿者 長田亀吉

久しぶりに見返しました。
昔は、艦隊戦以後はテンション落ちるなあと思って見てましたが、今は違う見方ができるようになりました。
スペースオペラではありがちな中年以上の熟練艦長は普通人間的にも完璧に近く、強い人間ばかりです。
それがひとつの憧れでもありますが、本作のピカード艦長は、艦隊からも「一度負けたお前は辺境警備でもしていろ」と云われます。
過去のトラウマに悩み、敗北感や挫折の中で葛藤し、間違いもおかします。
非常に弱い人間です。欠点の多い…しかし、友人たちの助けを得て、立ち上がり、自分の怒り、激情などを克服し、何をなすべきかを考えます。
私は今47歳のおっさんですが、このピカード艦長にとても共感しました。
似たような経験をしたからです。もっともボーグには遭遇してませんけれども…。
ピカード艦長はひとりでは気づきえなかったでしょう。しかし、それが人間です。友人たちがいて窮地にあっては知恵を、行くべき道を探す手助けをしてくれる。
しかも、それは他力本願ではなく、自分自身が修羅のように苦しんだ末に得た結果でもあります。
いくつになっても、人間は間違う。負ける。しかし、立ち上がる力もある。
そんなことを再認識した作品でした。
これからも何度も見返したい作品です。

 
 
さまざまな観点 削除
投稿日 2001/08/30 (木) 01:14 投稿者 長田亀吉

僕もこの映画は劇場で観ました。スタートレックシリーズは、3、5、ジェネレーション、コンタクト、叛乱と劇場で観てます。
で、澪子さん、おっしゃるように面白かったし、人間ドラマとしてもレベルが高かった。ピカ−ド艦長が、自分の中の感情を克服していくところとか、データの活躍、リリー、コクレーン、キャラが立ってます。
SFXというか、冒頭付近の艦隊戦も「ああ、これや、これが観たかったんや!!」と思ったりします。ウオルフの艦がかっこいいですね。
つまり、僕個人は面白かったし、良かったと思ってます。
ただ、これはスタートレックシリーズを知っているから楽しめる部分もあるわけで、シリーズを知らない人には、少々難しい部分があるのかも。
まず、ホロデッキのシーンがわからないだろうし、最後にバルカン人が出てくるのもわからにでしょうね。冒頭のボーグとの接触シーンもテレビシリーズを観てないと分からない。日本では深夜枠でしたしね、TNG。
日本では、敷居が高かったのかな、という印象があります。向こうでは、スタートレックは日本で云うサザエさんなみの知名度なんでしょうけど、そこらへんが難しいんでしょうね。

 
 
シリーズベストかな? 削除
投稿日 2001/07/16 (月) 23:51 投稿者 澪子

何故か今までどなたも投稿しておられないので、トピックを作ってしまいました。

スタートレック映画シリーズ第8作にあたるこの作品では、ピカード艦長と宿敵ボーグの闘い(ボーグに占拠されたエンプラE号内でのピカードの奮闘は、まさにスタトレ版「ダイ・ハード」であり「エイリアン」です)が描かれます。全編通じてスピーディーなアクション主体の作品ですが、随所に意味深なセリフが散りばめられ、コミカルなシーンもあって、スタートレックの面白さを満喫できるはずです。

前作「ジェネレーション」がいろいろな要素を詰め込みすぎて消化不良の感があったので、ボーグとの闘いと、21世紀の人類初のワープ航法成功(まるでヤマトだ!)による異星人とのファースト・コンタクト成功に賭ける乗組員の姿の2点に絞り込んだことで、非常に筋が通った作品に仕上がったと思います。
現時点(9作製作済み)で、これをベスト作品とする見方が優勢なのも頷けます。
監督を務めるジョナサン・フレークスは、もともとはライカー副長を演じる俳優で(今回は監督兼出演)、TNGのエピソードを数本監督した後、これが映画監督第1作目です。彼は演技する立場でスタトレを知り尽くしているのか、監督として非常にいい仕事をしていると評価できます。あまり存在感のないライカー副長役よりも監督としてスタトレ史に名を留めるでしょう。

私個人としては、TNGの最終回"All Good Things"がベストだと思っていますが、この"First Contact"も優越つけがたいです。最終回は、スタートレックシリーズのベーシックなテーマである「人間性、人間らしさ」を追求するために、現在、過去、未来の時間を旅するピカード艦長の姿を見事に描いていました。一方、"First Contact"は最終回の哲学的な深遠さはなく、あくまでアクション主体ですが、それでもピカードやデータ少佐などの言動に「人間らしさの追求」を見出しました。

24世紀で人類初のワープ航法を成功させた偉人として崇められている人物が、実は飲んだくれのマッドサイエンティストだった、というのは笑えます。この21世紀半ばは第3次世界大戦で荒廃した時代とされていますが、この後人類は宇宙に出て、24世紀の明るい未来を築くことになるのでしょう。
"I envy you ... taking these first steps into a new frontier."-ピカードが21世紀の住人リリーに託した言葉です。

 
 
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