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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q トピック削除
投稿日 2012/11/24 (土) 22:08 投稿者 ohiwa

エヴァンゲリオンの新劇場版シリーズ第3弾。
スタジオジブリ製作の特撮短編映画『巨神兵東京に現わる 劇場版』と同時上映。
2012年11月17日公開。
 

 

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エヴァらしいが賛否両論になった 削除
投稿日 2012/11/24 (土) 23:20 投稿者 ohiwa

ネタバレありますのでご注意を。




全体の感想としては、「庵野監督、好き放題やってるなぁ」という印象だった。
本作より元のTVシリーズにはない、完全なオリジナルストーリーとなっていく。

これまでの序、破とかなりよい出来と言えるが、本作はまた大きな賛否両論を呼ぶだろう。
おそらくライトユーザーや新規の客層は完全にぶった切った内容だったと思う。
公開2日目に見に行ったが、終わった後の映画館の雰囲気は忘れられない。
みんなポカーンというか、唖然としている人、何これという人、面白い…よね?という人。
おそらく初見では誰一人として理解できない内容と思う。
ただ、そのぶっ飛び具合もエヴァらしいといえばそうかもしれない。


冒頭、いきなりド派手な宇宙空間での戦闘から始まる。
ロケットを使いながら徐々に軌道に乗せ、その後の一気に目まぐるしく動くアクションシーンは良かった。
ちょっとアスカの説明が多いというか、愚痴っぽいクドさが気になったが^^;

その後、初号機から救い出されたシンジは目を覚ますが、かつてのネルフのメンバーは
反ネルフ組織WILLEのメンバーとなり、世界をニアサードインパクトで滅ぼしかけたシンジを罪人として扱う。
シンジは初号機の中で14年間も眠り続けていたのだった。
直後、シンジの乗るヴンダーは使徒?に襲われるが、葛城艦長の的確な指示により殲滅に成功する。
このシーンのBGMやらセリフ回しはほぼナディアだった。
演出もガイナックスっぽいし、途中でそれに気づいたときは少し嬉しかった。
(余談だが、ナディアのNノーチラス発進シーンはヤマト発進シーンのまんまパロディである。興味ある方は検索してみてください)

しかし、このあたりのシーンは最初は見ていてもよくわからなかった。
これまでのエヴァとは違う、全く別のアニメを見ているようだったし、前作以後、一体何があったのかわからなかった。
おそらく聴衆をシンジと同じような状況におくことでシンジの気持ちに共感させようとしたのかもしれないが、
もう少し説明があってもよかったのではないか。
その結果、シンジはミサトの元を離れ、アヤナミの乗るMark.09に喧嘩別れの状態で付いて行く。
その後、父親に利用されたり、渚カヲルと出会って心を通わせるが裏切られたりと、シンジが不憫でならない。
ストーリーの最後では心を閉ざし、精神が崩壊したような状態になるのも無理はない。
とにかくヱヴァQではコミュニケーションに問題がある人が多すぎると思う。

これまでの劇場版では救いのあるような感じで物語が進んできたが、このQで一気に絶望に落とし込まれた。
全体として、映画としては戦闘シーンのかっこ良さや見せ場はあるが、エンターテイメント性に乏しく、
盛り上がりに欠けるストーリーになってしまった。
新劇場版の概要が発表された当時、庵野監督から大団円で終わるかのような発言があったと思うが、
これからハッピーエンドや大団円に持っていくのはほぼ不可能だろう。
かつての旧劇場版(Air/まごころを君に)ほどの衝撃は無いにしろ、また救いようのない
エンディングになりそうな気がして不安である。庵野監督の悪い虫が出てしまったのか。


また、エヴァに先立ち、まず『巨神兵東京に現る』が上映されるが、これの目的がよくわからなかった。
とりあえず宮崎駿監督の巨神兵ビジュアルと、特撮好きの庵野監督が街のぶっ壊れるシーンを
見せたいだけなのかなぁというのが感想だった。


そういうわけで、最初の「好き勝手やってるなぁ」という感想に落ち着いた。
ネットを見ていると色々と深く勘ぐったり、考察したり、またパラレルワールドのような意見も
見られるが、私はこれが庵野監督の思い描くエヴァではないかと思う。
エヴァらしいが、これまでとは違うハッピーエンドを見られるという期待は裏切られ、その点は残念だった。

 
 
意外に楽しめました。 削除
投稿日 2012/12/01 (土) 21:44 投稿者 ふみえ

ネタバレあります。二回続けて観ました。

ミサトさん達、女性陣の活躍と不気味なままのゲンドウが対照的で『冷静な判断が』という言葉が見終わった時に心に残ってました。

幼少から父が恐い私には、シンジくんみたいに辛い目にあうのはゴメン!!と思い、何処かに救いがないか!?と台詞を必死に拾ってばかりでした(苦笑)。

ストーリはサードインパクト後日で、14年後の世界からはじまっていて…。
綾波を助けたい一心の行動が多くの命を喪った世界で、シンジくんは監禁状態で…綾波の声がする方へ行ったことは当然だなぁ…と、観ていて可哀想でした。

ヴンダー発進は、ヤマト発進と同じで、ヤマトファンの監督の遊び心かしら?なんて楽しく、最初はいられました。
しかし、エヴァは暗いです。カヲルくんとシンジくんのグランドピアノ連弾、夜空を2人で眺めるまでは、まだ救われた気分でいられました…。
第1使途のカヲルくんさえ騙すゲンドウの策略と実行は、映画の世界のまま、温度が冷えっぱなし!
アスカ、シンジ&新しい綾波の3人はともに歩いていくラストのそれぞれの背中から伝わってきた印象が違いがあって、何とも可笑しかったです。それに、私には、理由が分からないのですが、ジブリの『千と千尋』の電車で水浸しの世界を歩いた千尋達にダブって見えました。

ミサトさんはじめ登場人物(パイロット除く)が疲れた表情等、年を重ねているわ、新人さん達のメンバーは今ドキな仕上がりで笑えました。
特に、リッちゃんは髪バッサリ、マヤは格好いいし…。キャラも年とるのか…と、ヤマト復活篇以来に驚かせられました。ミサトさんは髪をまとめ、一瞬、艦長の雪を思い出しましたし…。

まだ最終章があります。
カット、デザイン等もエヴァらしい映画で、楽しみました。
ただ、壊れた世界は3.11に重なって見えました…。シンジくん以外は、ある意味であの時間を経験した私達と同じなのかも…どこか不安感が続く今現在と似た世界かも…なんて事も感じました。
アニメとはいえ人類はどこに行くのか?気になりました上手く書けなくてごめんなさい。

 
 
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