Cinema Deck

■映画の思い出・感想などをつぶやいていってください・・・


投稿順に表示〕〔このトピックに投稿〕〔新しいトピック〕〔トピック一覧に戻る〕〔M19981-KOBEへ

ミスティック・リバー トピック削除
投稿日 2004/02/04 (水) 20:20 投稿者 ぺきんぱ

ミスティック・リバー 監督・・・クリント・イーストウッド。
出演・・・ショーン・ペン  ティム・ロビンス、  ケビン・ベーコン、
ローレンス・フィッシュバーン その他。

製作・・・ジュディー・G・ホワイト
脚本・・・ブライアン・ヘルゲランド


1970年代のある日。
ボストンの下町に住む、ジミー、ショーン、デイブの悪ガキ三人組がいつも通りに遊んでいた。
そこに二人の男が近づく。 自らを警官だと称し、彼らはデイブを連れ去り行方をくらます。
二人は偽警官だった。 四日後、デイブは帰ってきた。 
悪夢のように惨く残酷な記憶を抱えて・・

それから25年がたった。
ジミーは小さな雑貨店の経営者に、ショーンは警察官に、デイブはどこにでも居る普通の労働者に
なっていた。 けっして順調とは言えないながら、彼らは自分の人生を生きていた。
だが、それはジミーの一人娘が殺された事で大きく揺らぐ。
彼女の死は、やがて来る取り返しのつかない悲劇への序章であった。

 

 

新着順 1件 -> 3件 / 全投稿 3件中 [ ←前|次→ ]
人生というものの俯瞰 削除
投稿日 2011/07/10 (日) 15:16 投稿者 長田亀吉

BluRayでソフトを買い替えたので改めて鑑賞。
2006年の頃の自分よりさらに深く作品を味わえるようになりました。
この映画を見てスカッとするか。しません。
温かい感動のドラマはあるか。救いはありません。
あるのは、運というものの恐ろしく冷徹な重さ。
親たちの世代の不条理が、子どもたちにも影響を与えていくという切なさ。
苦悩の連鎖といってもいい街の歴史。
ただ、それはアメリカのとある街に限った話ではなくて、日本のどこかの町でも同じようにありうること。
何かのはずみで、何かを背負い、人生でずっとそれを引きずっていく。
そうした人生というものの俯瞰を可能とする映画はエンターテイメントとして一流と言える。
それらをしっかりと演じた俳優陣に最敬礼である。

 
 
手堅い演出と見事な脚本 削除
投稿日 2006/01/05 (木) 20:38 投稿者 長田亀吉

廉価版のDVDが出てて、数ヶ月前に購入し、ずっと放置していたのをやっと鑑賞しました。
130分の映画ですが、最後までだれずにストーリーを見せてくれます。
無駄なシーンが一つも無いんですね。最初の導入部から一つ一つしっかりと見せていき、ラストにつなげる。
計算しぬいたシナリオと演出でした。
主役三人の人物造形も見事。物語は主役三人+観客の視点で進むのですが、ドラマの軸がぶれません。
まだ観てない人も居られると思うのでネタバレは避けますが、意外な人物が犯人と分かります。
そして、とても哀しい結末が三人に訪れます。少しだけ救いも用意されてるけれど。
ラストでショーンの吐くセリフが哀しくもかっこいいです。
音楽も要所で使われますが、とても効果的。
心を揺さぶる大感動・・・そういう映画じゃないんですよね。
そもそも、キャストの割に派手な演出は無い、手堅く手堅く、という感じで。
救われない魂に静かに思いを馳せる、そんな映画だったと思います。

で、ここから余談なんですが、気がついたら、クリント・イーストウッドの出演作品や監督作品が結構棚にたくさん並んでしまいました。知らず知らずのうちにそうなってしまったんですが、これってすきってことなんでしょうね^^;
同じく廉価版で購入した「センチメンタルジャーニー」(松本伊代を思い出すのは私だけ?)、超有名な「大脱走」もいつかきちんとレヴューしたいと思います。西部劇は「許されざる者」。これもよかったなあ。
いずれそのうちに。

 
 
人生ニガニガ・・ 削除
投稿日 2004/02/04 (水) 20:21 投稿者 ぺきんぱ

まずはこの豪華なキャストからご覧下さい。

自分的には「初体験リッジモンド・ハイ!」の、アホ高校生役が大好きだけど、代表作なら「デッドマン・ウォーキング」の、ショーン・ペン。

感動大作「ショーシャンクの空」では良い人役。でも悪徳殺人プロデューサー役も出来る「プレイヤー」の、ティム・ロビンス。

「トレマーズ」に「インビジブル」。名優なのに、なんでB級SF映画にばっかし出たがるのか?
もしかしてオタクなのか? ケビン・ベーコン。

そして忘れちゃいけない。中学生にして(当時15歳!)にして「地獄の黙示録」に出演。
最近なら「マトリックス」のローレンス・フィッシュバーン。

すっごい面子! 
一頃の巨人打線みたいに、四番を張れる俳優がずらり並んでます。

でもこういう映画は、得てして俳優たちが なまじ才能があるばっかりに演技合戦を繰り広げ、
お互いの持ち味を殺し合ってしまうという残念な状況になりがちです(例、アル・パチーノとロバート・デニーロの「ヒート」 )
けれども、これはすごく良い作品に仕上がっていました。

たぶん、御大クリント・イーストウッドが、にらみを利かせていたんでしょう。
上記の4人も、泣く子も黙る。“ダーティー”ハリー・キャラハンに逆らう事は出来んでしょう。
まさか、44マグナム片手に監督してたんじゃあるまいな(^^)

それとこの映画、もうひとつの魅力は秀逸な脚本。
誰が書いたのだろうと、オフィシャル・サイトを覗いてみたら、案の定、「L・Aコンフィデンシャル」の脚本を書いた人でした。 流石っ!

デートの時や、気分の落ち込んでいる時に見るのはどうかな? という“人生って苦いぜ”映画なのですが、ぜひ一度、映画館ないしはビデオ・DVDで鑑賞してみてください。
それだけの価値は必ずあります。

 
 
新着順 1件 -> 3件 / 全投稿 3件中 [ ←前|次→ ]
 
このトピックに投稿
 
投稿者 
メール 
 タイトル 
コメント  改行有効 改行無効 図表モード アドレスを自動リンク
検索キー  半角スペースで区切る
リンク 
 
 個人情報を保存  削除キー