224.要塞司令室

レーゲル「ロメルがやられました。混乱し、敵に撃たれるがままになっています。鉄騎艦隊は完全にロメルにカスタマイズされていて、残存艦隊も我が要塞からは発進、回避及び撤退など大まかな指示しか出来ません。ロメルのダミーブレイン搭載艦が指揮を継承しましたが、充分には機能していないようです」

シュムント「敵の動きはどうだ」

レーゲル「敵は前進しつつ、左翼を中心に我が艦隊を切り崩しにかかっています。どうやら、主力もそちらのようで」

シュムント「切り崩しか・・・」

シュムント、考え込む。

シュムント「敵中央艦隊は?」

レーゲル「わずかに前進しています」

シュムント「レーゲル・・・敵は芝居をしているのかもしれん。あの非力に見える中央艦隊に何かがあるような気がする」

レーゲル「まさか・・・」

シュムント「(首を振って)我々が混乱するたびに、前進している。特に、あの白い艦・・・あの艦が何をしに来たか。ろくに砲撃もしていない。」

レーゲル「・・・旗艦だというのですか?旗艦ならもっと護りを厚くするでしょう」

シュムント「(うなづいて)ブリッジは破壊されている。その時点で指揮権は移譲されるだろう。少なくとも現時点の旗艦ではない。ただ、だとしたら、なおさら、砲撃もしない戦闘艦が戦場に居る必要は無い。後退も出来るはずの艦が何故、戦場にとどまるのか」