１．宇宙空間

流星が疾駆する。

それは、小さな彗星のようである。赤い光を放ち、美しい・・・。

それは、彼方の銀河に突入する。

スーパー「西暦２１７０年」

２．銀河系内

星々のきらめきに満ちた宇宙空間

疾駆する

３．太陽系内

その物体は、冥王星の側を過ぎ、

土星の側を過ぎていく。

その光景がパネルにフレームインする。

４．宇宙艦の艦橋

艦長がじっと天井パネルに映る流星をみている。

この艦長がどんな人なのかは画面が暗くて分からない。

艦長「（つぶやく）早い・・・」

副長が振り返って報告する。

副長「艦長、全艦、照準合わせ完了しました！」

レーダー手「冥王星の探査ステーションからの報告より加速しています」